プロジェクトマネージャーとしてキャリアアップしたい方は、資格の取得を考えているのではないでしょうか。同じプロジェクトマネージャーでも、資格があった方が、クライアント側も安心してくれるはずです。
そこで今回は、プロジェクトマネージャーにおすすめの資格をまとめて紹介します。プロジェクトマネジメントのスキルを磨きたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
結論からお話しすると、資格がなくてもプロジェクトマネージャーとして働けます。
経験やスキルがものを言う世界なので、資格なしで活躍している人が多いのも事実です。
しかし資格を持っていれば、あらゆる場面で有利に働きます。
案件獲得時のアピールになる
年収アップのきっかけになる
信用してもらいやすい
資格があるとスキルとして認めてもらえるため、仕事の獲得がスムーズになります。特に実績がないや経験が浅い人は、資格を取得してアピール材料に使うのがおすすめです。
このように、資格の取得はプロジェクトマネージャーの仕事に良い影響を与えてくれます。
プロジェクトマネージャーが資格を取得するメリットは以下の通りです。
マネジメントスキルを学べる
マネジメントスキルをアピールできる
年収アップにつながる
まず大前提として、プロジェクトマネージャーとして働くには、マネジメントスキルが必要不可欠です。よって、実務経験が浅い人や知識がない人は、資格の勉強を通じて、マネジメントスキルを習得しておきましょう。
また資格があれば、案件獲得のアピール材料になり、年収アップにもつながります。なかなか案件獲得につながらない人は、資格を取得しておくのもひとつの手です。
それでは、プロジェクトマネージャーの仕事に役立つ資格を6つ紹介します。
プロジェクトマネージャ試験
PMP
P2M
MOスペシャリスト認定資格
ITストラテジスト試験
ITコーディネータ試験
それぞれについて、詳しく解説していきます。
プロジェクトマネージャ試験(PM)は、システム開発に特化したプロジェクトマネジメントに関わる国家資格です。
高度IT人材として活躍できるよう、プロジェクトマネジメント業務に関わる問題が出題されます。
試験は非常に難しく、合格率は応募者に対して数%程度。難易度は高いですが、その分、評価してもらいやすい資格です。
難易度 | ★★★★★ |
---|---|
実施元 | 情報処理推進機構(IPA) |
向いている人 | エンジニア、コンサルタント、Webディレクター |
PMPとはプロジェクト・マネジメント・プロフェッショナル(Project Management Professional)の略で、アメリカのPMIから認定を受ける資格です。
マネジメントに関わる知識を網羅的に問われるため、IT業界だけでなく、他の業界からの受験も多いです。
PMPは、海外で評価されやすい資格で、案件獲得につながりやすいといわれています。日本でも評価してくれる企業は多く、プロジェクトマネジメントに関わりたい人におすすめです。
難易度 | ★★★★ |
---|---|
実施元 | 一般社団法人 PMI日本支部 |
向いている人 | コンサルタント、Webディレクター、外資系企業 |
P2Mは、特定非営利活動法人「日本プロジェクトマネジメント協会」が発行している民間資格です。アメリカやヨーロッパのマネジメント手法から日本の技術まで、幅広い知識を取得できます。
民間資格だからこそ学べる知識も多く、予測不能なビジネス問題の解決や、新しいマネジメント手法など、さまざまな分野から出題されるのが特徴。日本企業にも合わせやすく、プロジェクトマネジメントを体系的に取得したい人におすすめです。
難易度 | ★★★ |
---|---|
実施元 | 特定非営利活動法人 日本プロジェクトマネジメント協会 |
向いている人 | コンサルタント、Webディレクター |
PMOスペシャリスト認定資格は、プロジェクトマネジメントの基礎知識を証明する資格です。
「組織内における個々のプロジェクトマネジメントの支援」を目的とし、組織のプロジェクトを支援しています。
そしてPMOスペシャリスト認定資格には、ランクアップ制度があります。
★:PMOの基礎知識を証明する資格
★★: PMOの知識と技術を証明する資格(PMOマネジャーレベル)
★★★:(現在策定中)
まずは基礎知識を取得し、徐々にレベルアップしていくのがおすすめ。難易度もそこまで高くありませんので、プロジェクトマネージャーとしてキャリアを積みたい人は、ぜひ挑戦してみてください。
難易度 | ★★ |
---|---|
実施元 | 一般社団法人日本PMO協会 |
向いている人 | コンサルタント、Webディレクター |
ITストラテジスト試験とは、ITコンサルタント向けの資格です。
プロジェクトマネージャーには関係ないように感じますが、ITに精通していると案件の幅が広がります。特にプロジェクトマネージャーは、IT関係のクライアントが多いです。よってITコンサルタントの知識を持っておくと有利に働きます。
試験では、企業の経営戦略やビジネスモデル、テクノロジーなど、幅広い分野から出題されます。ただし非常に難易度が高く、合格率は10%を超える程度。
プロジェクトマネージャーだけでなく、IT業界で活躍したい人に最適な資格といえます。
難易度 | ★★★★★ |
---|---|
実施元 | 情報処理推進機構(IPA) |
向いている人 | コンサルタント、Webディレクター |
ITコーディネータ試験とは、IT経営に関わる民間資格です。ITの基礎知識だけでなく、経営者に対してアドバイスを行うなど、会社経営に関わるノウハウも学べます。
プロジェクトマネージャーは、リーダーとしてチームを引っ張ります。よって経営者の立場からアドバイスできるスキルは非常に役立つでしょう。
また試験はコンピューターを利用したCBT方式で、受験しやすいのがメリット。難易度も高くありませんので、ITの基礎知識を学びたい人におすすめです。
難易度 | ★ |
---|---|
実施元 | ITコーディネータ協会 |
向いている人 | コンサルタント、Webディレクター |
プロジェクトマネジメントに関わる資格を取得すれば、キャリアアップにつながります。特に実務経験や知識が浅い人は、勉強を通じてマネジメントスキルを身につけておくことが大切です。
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