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フロントエンドエンジニアとは?具体的な仕事内容と活躍のために必要なスキルを解説

美亜 2023-08-20 15:24:01

近年、働き方の自由度が高いエンジニア職種の人気が増えています。需要の高さから複業やフリーランスを目指す人も多いでしょう。

今回は、その中でもWebサイトやアプリケーションの開発に欠かせないフロントエンドエンジニアについて紹介します。

フロントエンドエンジニアとして市場価値を高め、長く活躍していきたい人は参考にしてみてください。

 

フロントエンドエンジニアとは

 

フロントエンドエンジニアは、Webサイトやアプリケーションでユーザーが直接触れる部分の設計、開発などを担当する職種です。

多様な言語を使用して、ユーザーが見やすく使いやすいサイトを構築します。

 

主にWebディレクターやWebデザイナーと一緒に開発業務を進めていきますが、フロントエンドエンジニアの業務領域は企業によって大幅に異なることもあります。

仕事を受注する際は、求人情報をよく見て担当範囲を確認しましょう。

 

フロントエンドエンジニアの仕事内容

フロントエンドエンジニアの仕事内容は多岐に渡りますが、基本はHTML、CSS、JavaScript、PHPを使用してWebサイトの設計・構築を行います。

企業によっては、UI設計などのデザインに携わる業務を担当したり、CMSの構築やフレームワークを使用した開発を担当したりと担当領域が広がるでしょう。

 

Webデザイナーも、同じく表示画面を制作する仕事ですが、Webデザイナーは画面の構成や配色を設計します。対してフロントエンドエンジニアは、Webデザイナーが制作したデザインをもとに、実際に導線等も含めたWebサイトの構築を担当します。

業務領域が幅広いフロントエンドエンジニアは、スキルの習得次第で仕事の幅も広げられ、非常にやりがいを感じられる職種です。

 

フロントエンドエンジニアの将来性

Webサイトの需要が高まっていることから、フロントエンドエンジニアの将来性は明るいと言えます。

近年、スマートフォンの普及やコロナ禍の影響でネット利用者が増加しています。

同時にWebサイトを活用する企業も増え、よりSEOに強くユーザーに好まれるサイト制作が求められているのです。

 

経済産業省が発表した「IT人材需給に関する調査」でも、2030年には約79万人のIT人材が不足すると予測されています。

IT技術の急成長により、幅広いスキルが必要なフロントエンドエンジニアの需要は、より増加していくと考えられるでしょう。

しかし、AIや自動化などの新技術が発達していく中で長く活躍するには、トレンドや新しいスキルの習得を積極的に行う必要があるかもしれません。

 

参考:経済産業省『IT人材需給に関する調査』

 

フロントエンドエンジニアの平均年収

求人ボックスの統計によると、フロントエンドエンジニアの平均年収は599万円です。

また、年収幅は348〜967万円と幅広くなっています。

担当領域の広いフロントエンドエンジニアは、企業や使用スキルによって大きく年収が変化することが大きな特徴です。

 

参考:求人ボックス『フロントエンドエンジニアの仕事の年収・時給・給料』

 

年収アップを目指すには

フロントエンドエンジニアとして年収アップを目指す手段は、以下の3つです。

 

  • フリーランスになる、独立する

  • 新しいスキルを習得する

  • 年収の高い企業へ転職する

 

フリーランス向けの案件紹介サービス『conema work』によると、フリーランスのフロントエンドエンジニアの平均年収は720万円です。

年収の高い企業への転職も1つの手段ですが、年収1,000万円や大幅な年収アップを目指したい人は、フリーランスとして独立し、スキルや経験を積んでいくことをおすすめします。

 

フロントエンドエンジニアに必要なスキル

 

フロントエンドエンジニアとして長く活躍していくためには、幅広いスキルが求められます。

フロントエンジニアになるのに必要なスキルと、さらに市場価値を高めるために習得したいスキルをそれぞれ紹介します。

 

基本的なスキル

フロントエンドエンジニアとして、習得が必要な基本スキルは以下の3つです。

 

  • HTML、CSSのスキル

  • デザインフレームワークのスキル

  • JavaScript、PHPのスキル

 

Webサイトの表示画面を構築する際に、上記のプログラミングスキルは習得しておかなければいけません。

JavaScriptを利用する際に必要となるReactやjQuery、Vue.jsなどのフレームワーク・ライブラリも同時に習得しておくと良いでしょう。

 

市場価値を上げるために習得したいスキル

次に、フロントエンドエンジニアとして市場価値を上げるために習得したいスキルは以下の3つです。

 

  • CMS構築のスキル

  • UI/UXに関する知識

  • SEOに関する知識

  • バックエンドに関する知識

 

CMS(コンテンツマネジメントシステム)は、HTMLやCSSなどの専門知識がなくてもWebサイトを制作でき、近年では多くの企業が導入をしています。

代表的な例として、Wordpressが挙げられます。

そのため、CMS構築に関する知識や、各CMSのカスタマイズで必要となる言語の習得をしておくと良いでしょう。

 

企業によっては、フロントエンドエンジニアがデザインをする場合もあります。

そうでなくても、デザイナーとのコミュニケーションを円滑にし、よりユーザーが使いやすいサイトを構築するためにもUI/UXの知識があると市場価値が高まるでしょう。

そして、多くの競合サイトに埋もれないようにするSEOに関する知識や、バックエンドまで担当できるフルスタックエンジニアを目指すと、より貴重な人材として重宝されます。

 

まとめ

 

今回は、フロントエンドエンジニアの仕事内容や将来性、年収から必要なスキルまで紹介しました。

フロントエンドエンジニアは業務領域が幅広く、スキルの習得次第で市場価値を高められます。

基本的なスキルの習得はもちろん、長く活躍するためにもプラスアルファの技術を身につけましょう。

 

そして、保有スキルで他者との差別化を図ることで、フリーランスとして独立しても需要が高まり、高単価案件を獲得できるようになります。

案件を通してさらにスキルや経験を積み、大幅な年収アップを目指しましょう。

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