Conema

  1. HOME
  2. 記事一覧

UI/UXデザイナーがフリーランスで活躍する方法|必要なスキル3つと平均年収も

Sakura Ion / 佐倉衣音 2023-08-12 14:21:34

正社員でUI/UXデザイナーとして活躍する方の中には、フリーランスへの転向を考える方もいるのではないでしょうか。しかし、独立方法や年収、必要なスキルがわからなければ、一歩を踏み出せませんよね。

本記事では、UI/UXデザイナーの独立方法やフリーランスの平均年収、将来性を解説します。

 

UI/UXデザイナーとは

 

UI/UXデザイナーとは、ユーザー目線を意識して製品やサービスのデザインを行う職種のことを言います。しかし、細かく分類するとUIデザイナー・UXデザイナーの仕事内容は異なります。

UIデザイナーの仕事は、使いやすいデザインをつくることです。そもそもUIはUser Interface(ユーザーインターフェース)の略称で、ユーザーと製品・サービスの接点のことを表します。「ユーザーがスムーズに製品・サービスを使うにはどうすればいいか?」という考えがUIの重要なポイントです。そのため、UIデザイナーは製品やサービスの利用者がスムーズに操作してもらう方法を考え、見た目だけでなく機能面のデザインも行います。

 

一方UXデザイナーの仕事は、ユーザー体験に焦点を当てて製品・サービス環境の全体をデザインします。User Experience(ユーザーエクスペリエンス)の略称であるUXは、ユーザーが製品・サービスを通して得る全ての体験という意味です。そのため、UXデザイナーはユーザーが体験することにより、「使うと楽しい」「心地がいい」と感じるように仕事に取り組みます。ユーザー心理への深い理解が必要なため、マーケティング・ブランディングの視点でのデザインも重要です。

つまり、UIデザイナーは「製品・サービスを使いやすいデザインにする」仕事、UXデザイナーは「製品・サービス全体でユーザー体験をデザインする」仕事だとわかります。

 

UI/UXデザイナーの現状と将来性

UI/UXデザイナーはIT業界やWeb業界で欠かせない仕事ですが、では実際将来性はあるのでしょうか。現在の需要も併せて解説します。

 

UI/UXデザイナーの現状

現在、Webサービスやアプリなどの製品・サービスの価値を高めるため、使いやすさとユーザー体験に重点をおいています。そのため、使いやすくて利用すると楽しいデザインができるUI/UXデザイナーは欠かせない存在となっています。

 

欠かせない存在で需要があるにも関わらず、UI/UXデザイナーが活躍できるIT・Web業界は人手不足です。人手不足を解消してよりよい製品・サービスを提供するためにも、UI/UXデザイナーの需要はあると言えるでしょう。

 

UI/UXデザイナーの将来性

 

AI技術やノーコードツールが進化することで、UI/UXデザイナーの仕事の減少や役割の変化があると予測されています。しかし、デザイナーが持つ創造性・感性、設計思想はAIやノーコードツールが代替できません。最新技術やデザインの知識を取り入れ、ユーザーのニーズや流行に対応したデザインができるのはUI/UXデザイナーでしょう。そのため、UI/UXデザイナーは将来的な需要もあると考えられます。

ただし、UI/UXデザイナーという職種名はなくなる可能性があります。職種名にこだわらず、スキルを活かせる仕事に就くなど将来の道を考えておいた方がいいかもしれません。

 

UI/UXデザイナーの平均給与

 

UI/UXデザイナーの平均給与は、正社員・フリーランスによって異なります。それぞれ見ていきましょう。

 

正社員の平均給与

求人ボックスの調査によると、正社員のUIデザイナーの平均年収は598万円、UXデザイナーは624万円とされています。中には1,014万円程度の年収を受け取る方がいることから、経験やスキル、職場によって差があることがわかります。

 

参考:求人ボックス「UIデザイナーの仕事の年収・時給・給与

   求人ボックス「UXデザイナーの仕事の年収・時給・給与

 

フリーランスの平均給与

フリーランスのデザイナーの平均年収は600~700万円程度です。しかし、経験やスキル、稼働日数によって年収は変化し、1,000万円を超える年収を受け取る方もいるようです。

 

UI/UXデザイナーとして独立する方法

UI/UXデザイナーとして独立するには、

  • フリーランスエージェント

  • 求人サイト

  • 知人の紹介

  • SNS発信

 

を通じて案件を得ることが大切です。

独立してまず利用してほしいのが、フリーランスエージェントです。独立して立ちはだかる壁は、継続した案件を得られないことです。フリーランスエージェントを利用すれば継続して案件を得られることも多く、フリーランスとして安定した収入を確保できます。

 

また、求人サイトを利用するのもひとつの手です。実績づくりとして活用することをおすすめします。

デザイン関連の仕事のつながりを持つ知人に営業してみたり、TwitterやInstagramで仕事を募集したりすることもできます。これまでの実績の公開やコンテンツの発信で仕事を得られることがあります。

 

フリーランスで高収入を目指せる必須スキル3つ

 

フリーランスで高収入を目指すためには3つのスキルを身につける必要があります。1つずつ解説します。

 

コミュニケーション能力

フリーランスは会社勤めで働く時と異なり、クライアントと直接やり取りすることとなります。企画力やデザイン力だけでなく、クライアントと密なコミュニケーションをとり信頼関係を築くことが大切です。「この人に任せたい」と思ってもらえるように、丁寧なコミュニケーションを心がけましょう。

 

コンサルティング能力

フリーランスのUI/UXデザインで大切なのは、経営者目線で提案できるコンサルティング能力です。製品・サービスの現状分析やユーザーの分析など、総合的に分析してデザインを提案しなければなりません。経営やコンサルティングについて学び、クライアントから信頼してもらいましょう。

 

発信力

SNSで発信する力があれば、新たな仕事の依頼を受けられる可能性があります。仕事の幅がひろがったり、人脈を広められたりできるため、発信力は欠かせません。

また、発信力が強ければ、デザインした製品・サービスのアピールで多くのアクセスを獲得できることもあります。SNSは副業として取り組み、活躍の場を広げていきましょう。

 

まとめ

 

フリーランスのUI/UXデザイナーは、正社員と異なり自分で仕事を探し、継続した案件を得なければなりません。独立して間もない頃は難しく感じるかもしれませんが、必要なスキルを身につけ、クライアントと信頼関係を築いていきましょう。

関連記事