フロントエンドエンジニアを目指す人や、キャリアアップをしたい人は、業務に役立つ資格を取得することで有利に働きます。
しかし、エンジニア向けの資格は多くあるため、何から勉強したら良いかわからない人も多いでしょう。
そこで今回は、フロントエンドエンジニアにオススメの資格を7つ紹介します。
自分の状況に合った資格を選ぶ際の参考にしてみてください。
ここでは、フロントエンドエンジニアにオススメの資格をそれぞれ詳しく解説していきます。
HTML5プロフェッショナル認定試験は、HTML5、CSS3、JavaScriptなどのマークアップに関する知識や技術力を審査する認定試験です。
試験は「レベル1」と「レベル2」の2段階に分かれています。
「レベル1」では基礎的なWebコンテンツ制作の知識が求められます。「レベル2」では、JavaScriptを使用した、マルチデバイスに対応する動的コンテンツ制作に関する知識が求められます。
フロントエンドエンジニアの基礎知識を学べるだけでなく、Webデザイナーやコーダーへのキャリアチェンジにも役立つ資格です。
CIW JavaScript Specialistは、JavaScriptに関する幅広いスキルが問われる資格です。
また、関数やDOM操作などの、フロントエンドエンジニアとして基礎的なスキルも高められます。
国際資格で全文が英語での出題のため、英語力が必要となりますが、グローバルで活躍したい人にはオススメの資格です。
PHP技術者認定試験は、様々なWebサイトをコーディングする際に活用されるPHPに関連したスキルが求められる資格です。
「初級試験」「上級・準上級試験」「ウィザード」の3段階に分かれており、上級資格はPHPの高度なスキル保有の証明になります。
フロントエンドエンジニアとしてスキルアップしたい人にはオススメの資格です。
Linux技術者認定資格は、特定非営利活動法人LPI-Japanが日本独自に作成したLinuxに関する知識を問われる資格です。
レベルは3段階に分かれており、レベル1は難易度が低めなため、レベル2以上の取得がオススメです。
Linuxは自由にカスタマイズできるサーバーOSとして、多くの企業や個人で幅広く活用されています。
取得すると、フロントエンドエンジニアとしての市場価値が高まり、転職の際にも有利に働くでしょう。
人間中心設計専門家認定試験は、ユーザーの利便性を考慮したシステム設計が学べる資格です。
フロントエンドエンジニアには、ニーズや安全性を重視した人間中心設計が求められるため、業務上で非常に役立つでしょう。
「専門家」と「スペシャリスト」の2種類があり、受験するには人間中心設計やユーザビリティ関連の実務経験が必要です。
Ruby技術者認定試験は、Rubyをベースとしたシステム開発に役立つ知識を証明するスキルです。
資格のレベルには「Silver」と「Gold」の2種類があります。「Silver」では文法知識や標準ライブラリなどの知識が問われ、「Gold」では実行環境などのさらに深掘りした応用問題が出題されます。
Rubyはサーバーサイドで使用されることが多いため、フルスタックエンジニアを目指す人は取得しておきたい資格です。
基本情報技術者試験は、IT業界の登竜門と言われ、IT全般の基礎が学べる資格です。
エンジニアやプログラマとして活躍していきたい人は、取得しておきたい資格でしょう。
コンピュータシステム関連や、セキュリティ関連、プログラミング言語など出題範囲は幅広く、取得できれば情報技術について一通り理解していることが証明できます。
国家資格のため、まずは基本情報技術者試験の取得から目指しても良いでしょう。
フロントエンドエンジニアが、資格を取得することで得られるメリットは、以下の通りです。
スキルを証明できる
業務やスキルアップに必要なスキルが体系的に学べる
資格の取得によって、スキルや知識があることを証明できます。客観的に説得力のある証明となるため、転職時や昇給時の評価に役立つでしょう。
また、フロントエンドエンジニアに役立つスキルを学ぶことで、業務に関わる人とのコミュニケーションがスムーズにとれるようになります。
キャリアアップやキャリアチェンジ、未経験から目指す人は積極的に資格取得を目指しましょう。
この記事では、フロントエンドエンジニアにオススメの資格について解説しました。
これからフロントエンドエンジニアを目指す人、キャリアアップを目指す人にはどれも役立つ資格です。
難易度が低めの資格から取得が難しい資格まであるため、自分の目的に沿って計画的に勉強していくと良いでしょう。
資格を取得することで、転職や昇給に役立つだけでなく、業務上でも多いに役立つ知識やスキルを体系的に学べます。
仕事の幅を広げるためにも、資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。