UI/UXデザイナーとしてキャリアアップしたい方は、資格の取得がおすすめです。資格があればスキルの証明になり、同じUI/UXデザイナーであっても、差別化を計ることができます。
そこで今回は、UI/UXデザイナーにおすすめの資格をまとめて紹介します。Webデザイン関係のスキルを磨きたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
UI/UXデザイナーの特徴や仕事内容については、以下の記事で詳しく解説してあります。
https://www.conema.link/media/view/39.html
UI/UXデザイナーとは、Webサイトの開発や制作に関わる職種です。
そして、UIデザイナーとUXデザイナーでは仕事内容が異なります。
UIとは「User Interface(ユーザーインターフェース)」の略です。ユーザーがWebサイトやアプリに直接触れる部分をUIと呼びます。例えば、Webサイトのデザインやボタンなど外観そのものがUIにあたります。それらの外観を使いやすいデザインにしていくのがUIデザイナーです。
UXとは「User Experience(ユーザーエクスペリエンス)」の略です。ユーザーがWebサイトやアプリを使って得られる体験をUXと呼びます。アプリを面白いと感じたり、Webサイトで商品を購入したりすることをUXと呼びます。このように顧客体験をより良くするのがUXデザイナーです。
UI/UXデザイナーに資格や学歴は必要ありません。スキルベースの職種であるため、仕事さえできれば現場で活躍できます。
しかし、資格はスキルを証明できるものです。よって持っているに越したことはありません。
案件獲得時のアピールになる
報酬アップにつながりやすい
信用してもらえる
資格があると、スキルとして認めてもらえるのがメリットです。特にフリーランスは実務経験だけでなく、取得している資格やスキルもみられます。また案件によっては、資格を歓迎条件にしているクライアントも少なくありません。よって学習の意味も含めて資格の取得はおすすめです。
UI/UXデザイナーが資格を取得するメリットは以下の通りです。
UI/UXデザインのスキルを取得できる
Webデザインスキルを証明できる
年収アップにつながる
まずUI/UXデザイナーとして働くには、クライアントに信用してもらう必要があります。特にフリーランスは、他のライバルと差別化をする必要があるため、資格があると大きなアピールになるでしょう。
またWebデザイン関連の資格は、スキルアップにつながります。Webデザイン全般の知識を体系的に学べるため、学び直しという意味でも、資格の取得はおすすめです。
また資格があれば年収アップにつながります。資格はスキルの証明になるため、その分、報酬にも反映されやすいでしょう。高単価の案件を目標にしている方は、資格を取得してみてはいかがでしょうか。
それでは、UI/UXデザイナーにおすすめの資格を紹介します。
ウェブデザイン技能検定
Google UX Designプロフェッショナル認定
Webクリエイター能力認定試験
HTML5プロフェッショナル認定試験
人間中心設計専門家資格認定制度
それぞれについて、詳しく解説していきます。
ウェブデザイン技能検定は、厚生労働省が管轄する法人で実施される検定です。ウェブデザインに関する知識や技能、実務能力等が問われます。1級から3級まであり、1級の合格者には厚生労働大臣より合格証書が発行されます。
学科試験と実技試験に分かれており、両方に合格しなければなりません。3級はWebデザインの基礎的な内容が問われ、1級になると実務的な内容が組み込まれ、難易度も上がります。
ウェブデザインの知識を体系的に学べ、スキルの証明にもなりやすいので、UI/UXデザイナーとしてキャリアアップしたい方におすすめです。
難易度 | ★★★(級によって異なる) |
---|---|
実施元 | 特定非営利活動法人インターネットスキル認定普及協会 |
Google UX Designプロフェッショナル認定は、Googleが実施しているUXデザイナー向けのオンライン講座です。
UXデザインを学べる講座を約6ヶ月かけて受講していきます。こちらの認定に試験はなく、講座を終了するごとに証明書がもらえます。
よって、これからUXデザイナーを目指す人、もしくは学び直しがしたい方におすすめ。資格としては弱いですが、基礎を固めておきたい人に最適な資格といえるでしょう。
難易度 | ★ |
---|---|
実施元 |
Webクリエイター能力認定試験は、サーティファイが実施している民間の試験です。
Webサイト制作に関わる知識や技能を問われる試験で、「スタンダード」と「エキスパート」の2種類に分かれています。試験は、実際の制作現場と同じワークフローに基づいて出題されるため、実践的なスキルを証明したい方におすすめです。
実践的なスキルが身につけば、現場に入っても即戦力として活躍できます。よって、フリーランスや転職活動中の人に最適な資格です。
難易度 | ★★★(級によって異なる) |
---|---|
実施元 | サーティファイ |
HTML5プロフェッショナル認定試験は、LPI-Japanが実施する民間の試験です。
名称からHTML5に関する試験と思われがちですが、実際はCSS3やJavaScriptなど最新のマークアップに関する知識や技術を問われます。
試験はWebコンテンツ制作の基礎を認定する「レベル1」と、動的Webコンテンツの開発・設計の能力を認定する「レベル2」があります。
そしてHTML5プロフェッショナル認定試験に合格すると年収アップに足がかりになります。LPI-Japanの調査によると、7割以上の企業がHTML5プロフェッショナル認定試験の支援制度があると回答しています。よって昇給や手当につながりやすく、報酬アップが期待できます。
難易度 | ★★★(級によって異なる) |
---|---|
実施元 | LPI-Japan |
人間中心設計専門家資格認定制度は、人間中心設計推進機構が実施する試験です。
人間中心設計とは、人間工学やユーザビリティの知識を用いてシステムの使い方をより良くしていくことを指します。主に顧客体験を生み出していくUXデザイナーにおすすめの資格です。
資格には「スペシャリスト」と「専門家」の2種類があり、専門家の方が難易度が高くなります。専門家はプロジェクトマネジメント能力も問われるため、キャリアアップしたい方におすすめ。年収アップにもつながりやすいでしょう。
難易度 | ★★★(級によって異なる) |
---|---|
実施元 | 人間中心設計推進機構 |
UI/UXデザイナーは、プロジェクトマネージャーやWebプロデューサーなどにキャリアアップも可能です。よって着実にステップアップしたい方は、資格を取得しておきましょう。
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